2009年03月23日

知っておいて損はない!不動産競売の真実!

こんにちは。富山県の不動産会社、(有)ランド・プランで働く営業犬・ふくちゃんです。

ここ何回か、不動産競売についてお送りしております。

不動産競売は、意外と皆さんの身近で起こっています。しかし、普通に生活している中では、ドラマにあるような場面(無理やり追い出されたり、「ホームレス中学生」のように解散!と宣言したり)にはそうそう出会いません。

不動産の競売は、通常の場合はごくひっそりと行われます。

したがって、「不動産競売」の実際については普通の方は良く知りません。逆に、知られていれば、ここまで競売物件は増えていないでしょう。

さて。

不動産が競売にかけられる時は、通常、住宅ローンの支払いが滞る所から始まります。

当然、支払う側も「払いたい」「払わなければ」と思っているのでしょうが、無い袖は振れません。

では、払えないので不動産を売却して一括返済。と行きたいところですが、不動産というのは新築の時は評価が高くとも、一度誰かが入居すれば「中古」ということになり、とたんに評価が低くなります。

評価が低くなるということは、いくら高い金額を出して新築を購入したといっても、それと同程度の金額では到底売ることは出来ないということです。

ここで問題が出てきます。例えば、3000万円で新築して、丸々3000万円で住宅ローンを組むとします。で、2、3年後に処分しようとしたとき、2500万円程度じゃないと売れない状況だったとします。(実際はもっと下げないとダメでしょう・・・)

住宅ローンは、当初ほとんど元金は減りません。

すると、3000万円の住宅ローンを返済する為には、2500万円で住宅を売却したとしても、500万円足りない計算になるのです。

そもそも、住宅ローンが払えなくてやむなく不動産の処分を検討したのに、500万円を出すことなど出来るでしょうか?

・・・というような経緯で、普通に不動産を売却処分することができずに、結局不動産競売にかけられていくのです・・・。

住宅というものは、最初の1、2年で『ガタっ!』と市場価値が低くなります。「新築」と「中古」では、買い受けを希望するお客さんの反応が全く異なるのです。

ボクはいつも思うのですが、住宅を買うときは、「買う」ということに重点を置き過ぎてはいけないと思います。「維持」や万一の時の「処分」も非常に重要です。

住宅を買っても支払いができず、競売になって家族バラバラ。

これでは何のためにお金を払ってきたのかさっぱりわかりません。中古リフォーム住宅で、無理の無い計画を組み、家族全員で幸せに暮らしませんか?

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posted by 築30年未満専門の中古住宅売買人 at 15:18| 競売の業界ウラ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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