今日は、競売について語ります。
「安くて良い家が欲しいなら、競売に手を出してはいけない!」
ん?なんで?逆じゃないの?と思うでしょうか。
確かに、不動産競売は割安な金額でマイホームを手に入れる一つの手段です。
しかし、ここを理解してください。プロでも10棟に1棟くらいは「失敗」しているのです。
不動産競売の失敗は色々な種類があります。例えば、
■思っていたより手直しが必要(廃棄物処理・リフォーム・クリーニング等)
■思っていたより手ごわい債務者(世の中には本当にいろんな人がいますので、なかなか立ち退かない人がいます。そんな人に立ち退いてもらうにはお金も時間もかかってしまいます)
です。さすがに、不動産屋は不動産のプロですので、調べればわかること(土壌、地盤関係。法的規制関係。その物件の市場性など)で失敗することはありませんが、上記の2つについては事前調査に限界があるのです。
しかし、そこは不動産屋。10棟で1棟失敗しても、その他の9棟でカバーすることができるのです。つまり、数多くやっていればたまに「失敗」があっても、そのリスクを他に分散することができるのです。
ここが非常に重要です。
一般の方は、不動産競売を何回も経験することはありません。ですから、一発目で成功すればそれでokなのですが、いきなり初回に「危険物件」にあたる場合もあります。
その損害はどうカバーするのでしょうか?結論として、手直しや立ち退きに莫大なお金と時間を費やすしかないのです。
不動産競売のご利用は計画的に。