今日、北日本新聞に不動産競売の物件情報が掲載されましたね。我がランド・プランでも以前から不動産競売の入札には数多く参加し、いくつもの中古住宅を落札してきました。
ところで。
不動産競売といえば、昔から「格安」というイメージが付き物でしたが、最近はこの世界でも競争が激しく、結果として「こんな高い値になるとは!」と驚く事が多々あります。特に、築年数の新しい中古住宅は人気があり、数多くの入札者があります。
しかし、落札できたはいいが、占有者がなかなか出て行ってくれない・・・。とか、手直しに莫大な費用がかかり、転売しても採算がとれない・・・。というケースもままあるということで、やはり不動産競売市場は恐ろしいです。あと、あんまり大きな声では言えませんが、いわゆる「縁起でもない」事もままあります。
ところで。
今回の地震では、皆さんもご存知の通り「海沿い」の街が恐ろしい被害を受けました。地震の恐ろしさ、特に津波の恐ろしさを誰もが骨の髄まで感じさせられた事と思います。
この事が、今回の不動産競売にも影響を与えると思っているのは、決して私だけでは無いでしょう。比較的安全と言われる富山県であっても、天災というのは誰も予測できません。「想定外」の事があるかもしれません。
とはいえ、そんな事を言っても「住宅」というのは必要なワケで、日本の国土面積等を考えれば、誰もが「絶対安全」と言える住宅を手に入れるというのは夢のまた夢です。どこかで妥協が必要となってくるのですが、そこには「相対的な安心」というキーワードが一つのテーマになってくるでしょう。
今後は、「地震が起こる可能性・想定規模・住宅の周辺地形・付近の避難場所、そして原発の有無及びその距離」これら様々な要素と「住宅の価格」を総合的に勘案して、住宅購入を決定するという意識がより強くなるでしょう。
と言う事は、これまで「便利だ・良い所だ」と思っていた所が、そうではなくなる可能性もあると言う事です。
逆に「あんな不便な所」と嫌煙されていた場所が、今後大人気の場所となる可能性も十分にあります。
人命は重要です。住宅は壊れてもまた建てる事が出来ますが、人命はそうは行きません。利便性の悪い所であっても、命には替えられません。
どんな流れになるか、次回の競売結果を待って分析したいと思います。
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