昨日の続きです。宅地建物取引業(通称 宅建業)の免許には( )内に更新回数が記されているという話でした。
という事は、単純に(1)なら、免許を取得して5年経ってない業者、(2)なら5〜10年の業者、(3)なら10〜15年の業者、(4)なら15〜20年の業者、(5)なら20年〜25年の業者 と言えます。
ただし、以前まではこの更新期間が「3年」でした。ということで、1994年に設立された我が社は現在「創業18年」ですが、免許証番号は(5)になります。(一応ちゃんと書いておくと、94年の創業当初が(1)、97年に(2)、02年に(3)、07年に(4)、そして今年、12年に(5)という流れです。)
では、当社が(5)だから、(1)とか(2)の業者より「出来るヤツ」かというと、それは全く違うと思います。
(1)であろうと、その「業者」としての歴史が浅くても、「個人」として相当の歴史を刻んでいる猛者はたくさんいます。
また、各自の「得意分野」もあります。
(5)であろうと(10)であろうと、不動産業の「全ての分野」に精通している人間はいません。「不動産」と一口にいっても間口が広く、色々な専門分野があります。当社でも、中古住宅に関する経験、実績というものは(10)の業者にも負けない自信はありますが、「分譲地」とか「事業用」とか「賃貸アパート」などとなると、正直、業歴は浅くとも、これらを専門としている業者に遠く及ばない可能性があります。
不動産業に限らず、世間では「場数」というものが様々なモノの判断基準となる事が多いです。しかし、どれだけ場数を踏もうと、「そこから何を得たのか?」が最も大切なわけです。
私も、毎日中古住宅の色々な案件を扱っていますが、常に一件一件で勉強です。どれだけ長くやろうと、「発見しようと思えば新たな発見」はあるはずです。
一応当社も(5)という比較的大きな更新数字になってきましたが、常に初心を忘れず、一つ一つ丁寧に案件に取り組んでいこうと思います。
という事で、自省をこめた日記でした。さよなら。
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おかげさまで持ちかえしてきました。

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