中古住宅を購入する際、何に気を付けるべきかは、2種類の「注意点」があります。それは「物件自体」という点と、「取引内容」という点です。まずは「物件」から見て行きましょう。
物件というのは、まあ中古住宅そのものという事なのですが、これは「立地・大きさ・形状・環境・間取り・建築の質・設備の質・リフォームの有無・価格」等、色々な要因が絡み合って出来上がっています。
このうち、まず気にすべきは「立地・環境」という事でしょう。
何故なら、建物自体は、ある程度のお金を掛ければ自分の力で変更出来ますが、立地や環境は、自分の力だけで変更する事は、非常に難しいからです。(引っ越すしか選択肢が無い場合もある)
では、どのような立地・環境が良いのかと言うと、ここは注意して欲しい所ですが、「人によって」違います。
ある人は駅から近い所が良いでしょうし、ある人は職場から近い所が良いでしょうし、ある人は実家から近い所が良いでしょうし、街中が良い人がいれば、自然に近い場所が良い人もおり、静かな環境が良い人がいれば、賑やかな場所の方が良い人もいます。この辺は一概には言えません。
ただ、その中でも「人気」には偏りがあります。そして「人気」が高い場所ほど価格は高くなります。ま、当たり前ですね。
しかし、価格が高いという事は、それだけの経済的対価を払わないといけないという事ですので、本当に「人気のある場所を買って幸福かどうか」は、何とも言えません。
我々の商売は「頑張って住宅を購入したけど、泣く泣くその住宅を手放した」という事が日常茶飯事であり、結局、「いくら良い住宅を買っても維持できなければ意味がない」と言う事を知っていますので、無理なく購入できる物件が、一番良いと思っています。
また、人気が高い場所は土地単価が高い分、敷地面積が狭い場合が多いです。総額を抑える為ですね。逆に、土地単価が安い場所は、敷地面積が広い場合が多いです。
地方都市の場合、「駐車スペース確保」の為に敷地面積が広いのはかなりのメリットです。また、雪が良く降る地域の場合、敷地が狭いと隣家との距離も近くなり、雪落ちでトラブルになる事もあります。
弊社でも以前ありましたが、隣家のエアコンの室外機からの排気が気になってクレームをつけられたり、キッチンの換気扇の排気が気になってクレームをつけられた例がありました。
そういう点から考えると、やはり敷地面積は大きいに越した事はありません。通風や陽当りを考えても、周囲とあまり接近してない方が良いに決まってますよね。
うーん・・・。何か取り留めのない話になってきましたね。すみません。長くなってきたので続きは次回!