2014年10月25日

4回目!中古住宅を購入する際、何に気を付ければ良いのか!?

と言う事で、4回目です。前回は物件資料とか耐震基準についてご説明しましたが、再度「物件資料」の話に戻します。





物件資料というと、一番簡単なのは「チラシ」なのですが、通常、チラシは何が一番目立つかというと、大体は「価格」が一番目立っているものです。あとは物件写真とかですかね。







で、ここにまず一つの落とし穴があります。価格と写真を見ただけで、なんとなく「高い!」とか「安い!」とかの、イメージが付いてしまうのです。






当たり前の話ですが、物件の価格は、物件の写真(見た目)だけで「高い」とか「安い」とか決められるものではありません。土地の面積、相場、建物面積、築年数、設備、条件、諸費用、その他様々な要因を総合的に見ないと「高い」とか「安い」とか分かるわけが無いのです。







例えば。






築年数が新しいのに、パッと見安い金額であれば、それは「土地」の面積が小さいのかも知れません。土地の面積が小さいと、将来的に駐車場スペースに困るかも知れませんし、増築スペースや趣味(ガーデニングなど)のスペースを取れないわけですし、隣家との接近距離も近くなり、何かと不都合な点が出てくるかも知れません。







また、土地面積が小さくなくても、その場所が「人気の無い場所」という可能性もあります。人気が無いという事は、将来的な利便性の上昇も見込めませんし、資産価値でいうと、「値下がり」というリスクも抱える事になります。(とはいえ、転売しないのであれば、値下がりという事は固定資産税の軽減にも繋がり、場合によってはリスクとは言えない場合もあります。この辺はまた別の機会に)







あと、「安い!」と思っても、「諸経費」を考えると、結構高付く可能性もあります。例えば、上水道を引っ張らないといけないとか、何かの追加工事が必要になるとか。一番分かりやすいのは「仲介手数料」ですよね。こういった「本体価格」とは別途必要な「付随費用」を比較検討して始めて、その物件を購入する「対価」が正確に分かるわけです。









また取り留めのない話にりつつありますが、とにかく「モノと価格」だけで「高い・安い」を判断すると、思わぬ失敗をする事があるという事と、不動産売買には「本体価格」の他に「付随費用」がかかるものですので、「結局全部でいくらかかるのか?」を見ないと、その物件が「高い」か「安い」かは、分からないものです。







本体価格が安いと思っても、冷静に土地・建物を調べると「実は高い」場合もありますし、パッと見て「高い」と感じても、冷静に土地相場・建物価格を検討すれば「実は安い」場合も良くあります。








安いと思っても付随費用がめちゃくちゃかかる場合もありますし、高いと思っていても、付随費用が少なくて結果的には安いという事も、あります。








とにかく、冷静に資料を見てみましょう。という事で、今日はここまで!
posted by 築30年未満専門の中古住宅売買人 at 14:00| 富山 ☀| Comment(0) | 中古住宅お役立ち情報館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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