こんにちは。
ファイナンシャル・プランナー。カッコよいですね。昔、私も憧れました。
ちなみに、一口に「ファイナンシャル・プランナー」と言っても色々な人がいます。ファイナンシャル・プランナーは結構ややこしい資格です。私にも正確な所は理解できていません。
私自身は国家資格の「ファイナンシャル・プランニング技能士」です。この資格には「1級・2級・3級」の区別があり、私は2級です。
しかし、私は「ファイナンシャル・プランナー」とは名乗っていません。
それでお金を貰っていない(業務とはしていない)からです。
さて。
本日は住宅ローンの話です。
が!
ちょっと待ってもらいたいのです。住宅ローンの本当の意味を。
住宅ローンの一番の目的は、「自分や家族が幸せになる為」です。「借りれるだけ借りる」ことが目的ではありません。「少しでも自分に有利な条件にする」事でもありません。
もちろん、必要な資金を100%融資してもらえること、少しでも自分に有利な条件を選ぶこと、という事は重要な事です。
しかし、「1番」ではないのです。
1番の目的は、あなたが「末永く幸せな生活を送ること」です。
最近、「幸せとは結局何なのか」を良く考えます。
ほんの10年前くらいから。大きくて立派な家に住むことでしょうか。カッコ良い自動車に乗ることでしょうか。社会的地位の高い職業に就く事でしょうか。
私は10年前から、上記のような方々の「真の姿」を見てきました。
色々な不幸を見てきました。
実に色々な不幸を見てきましたが、「お金が無い事」と「家族がバラバラになること」は本当に辛いことなのだと実感してきました。
日々の生活にあたり、「住宅」にかかるお金は莫大なものといえます。
3,000万円のローンを組めば、月々12.3万円。
2,000万円のローンを組めば、月々8.2万円程
1,500万円のローンを組めば、月々6.1万円程
1,000万円のローンを組めば、月々4.1万円程
これだけの金額を30年間払わなければならないのです。ちなみに、この計算は30年を通して年平均金利2.8%として計算しています。当然、「当初何年」という約定でこれより安い金利商品もたくさんありますが、将来の金利上昇リスクも考え、仮にこんな数字にしてみました。
3,000万円のローンを組む時、色々研究し、交渉し、金利がドーンを下がったとします。30年平均で1.5%下がったとします。すると年利1.3%。毎月の支払は10万円ちょっと。
「儲かったー!」と思うでしょう。
が!月10万円を30年間というのは、果たしてあなたが「幸せな生活を送りつつ無理なく払える」ような金額なのでしょうか?
ローンを組む際は、「どれだけ借りれるのか」と考えるのではなく、「どれだけ返していけるのか」を考えろと言われますが、それよりも「これで自分は幸せになれるのか」「家族を幸せに出来るのか」を考えてみていただきたいと思います。
我々不動産業界に携わる人間は、もう「自分(自社)の成績さえ良ければよい。売れれば良い」という考えから脱却しなければなりません。
お客様も、「良い住宅が手に入ればそれで良い」という考えから脱却しなければなりません。
住宅ローン、毎月それだけ払って、あなたの家族は将来に渡って幸せなのですか?
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posted by 築30年未満専門の中古住宅売買人 at 14:53|
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