まず、中古住宅を購入する際、何に気を付ければ良いかですが、まずは「資料」をしっかり見て下さい。「資料」とは、チラシでもインターネット広告でも何でも良いのですが、とにかく「物件情報」が載せられているものです。
不動産は「実際に見て」購入するかどうかを決めるものですが、ハッキリ言って、気になる全ての物件を見るって、かなりのロスです。時間も体力も。なにより「決断力」が無くなります。
結婚と同じかも知れません。あまりに慎重になって色々な人とお付き合いするのって、非常にロスが多いと思うのは私だけでしょうか。「いいな!」と思ったら、その人で決めてしまえば良いのではないでしょうか。
「この人はとても良い人だけど、世の中にはもっと自分に相応しい人がいるのかも」と思ってしまう所ですが、果たしてそれで良いのでしょうか。そんな理由で、折角の「縁」を壊してしまって良いモノなのでしょうか。私の個人的意見としては、はなはだ疑問です。「良い」と思うのであれば、決断すれば良いのです。
「それで後悔するような事になったらどうしてくれるんですか!?」と言われそうですが、人間のやる事なんて、全部後悔するに決まってます。何をしても後悔するのなら、自分の感覚にしたがった方が良いとは思いませんでしょうか?
と、やや乱暴な言い方かも知れませんが、時間は有限なのです。思い悩んでいるうちにも、物件はどんどん動いていきます。時は金なりで、特に賃貸物件に入っている方は、その間ずっと「家賃」を払わないといけないわけですし、購入が遅ければ遅いほど、「住宅ローン」も組みにくくなります。
とにかく、あまりに慎重に選び過ぎると、最後は「もう!これでいいや!」みたいな捨て鉢状態となり、本当にとんでもない住宅を選んでしまう事もあります。
では、パッと見てパっと買うのが中古住宅の買い方なのか!?と聞かれると思うのですが、そうでもありません。衝動買いする程安い買い物ではないのです。そして、だからこそ「物件資料」をしっかり確認する必要性があるわけなのです。
物件資料、即ちチラシとかネット広告とかですが、ここには、必要にして十分(とは言いません。7分目くらい)の情報が詰め込まれています。まずはここをしっかり押さえ、その上で「現場」を確認すべきです。
お見合いだって職場の採用試験だって、まずは「書類審査」があるわけじゃないですか。全員とガッツリ面接するなんて、中々出来る事ではないですし、無駄です。無駄な事は、極力しない方が合理的です。(と、私は思っています)
では次回、「物件資料の見方」についてご説明したいと思います。それでは!